最終更新日 2024年5月3日 by logistics

タイバンコク

バンコクの魅力とは?

バンコクは東南アジアを旅行するなら外せない都市で、たくさんの観光スポットがあります。
バンコク3大遺跡と呼ばれているのがワット・プラケオとワット・ポー、ワット・アルンです。

(1)ワット・プラケオ

ワット・プラケオはエメラルド寺院としても知られ、3つの仏塔が建ち並んでいます。
王宮は白い壁で囲われまさに気品溢れるタイを訪れたという気持ちにさせます。

外国人観光客が中に入るには入場料500バーツとパスポートの提示が必要ですが、外から眺めるだけでも荘厳さは伝わります。
もちろん入場すればブッダの遺骨を納めている黄金の仏塔と仏教経典が入っている経堂、タイ国王の像がある御堂を間近で見ることができます。

王宮はチャクリー王朝の初代国王であるラーマ1世が1972年に築いたもので、ワット・プラケオは王室専用の寺院でした。
翡翠からなるエメラルドの仏像を持つことがエメラルド寺院の由来で、写真撮影が許可されていないので実際に目で見て心に焼き付けましょう。

エメラルドの仏像は造られた時代が分かっておらず。
かつてはラオスにありました。

ラーマ1世がラオスから取り返して祀り、人々の精神の拠り所としていました。
大きな仏像ではありませんが、神秘的なオーラを放っています。

(2)ワット・ポー

ワット・ポーでは寝釈迦仏を見ることができます。
寝釈迦仏は全長46mと非常に大きいですが、その圧迫感とは対照的に穏やかな表情をしています。

この表情は涅槃の境地に達した証であり、まばゆい黄金色が見る人々を喜ばせます。
仏教には心身を悩ませる煩悩という概念があり全部で108存在するとされます。

寝釈迦仏の足の裏には螺鈿細工の絵が108個描かれており、これにより幸福がもたらさせると考えられています。
仏教にそれほど詳しくない外国人でも緻密な螺鈿細工の絵に感動します。

もう1つワット・ポーが誇るのがタイ古式マッサージの総本山であるということです。
寺院内にはマッサージを専門とする学校が入っていて、そこの生徒からマッサージをしてもらえます。

最寄駅がなくタイを代表するトゥクトゥクなどの移動がメインとなる観光客にとっては、目的地でマッサージまで受けて癒されることは非常に嬉しいポイントです。

(3)ワット・アルン

ワット・アルン3つの遺跡の中では仏塔が最も大きく、陶器の破片が埋め込まれているので太陽光を反射してキラキラしています。

しかしワット・アルンの最大の見所は夜で、ワット・プラケオとワット・ポーを楽しんで1日がもうすぐ終わろうとしているタイミングで訪れるのがおすすめです。

太陽が沈むと仏塔はライトアップされて黄昏を連想させる暖かなオレンジ色に包まれます。
暁の寺と呼ばれる所以であり、作家の三島由紀夫が出版した「暁の寺」はこの寺の美しさにインスパイアを得ています。

シヴァ神をシンボルとする大きな仏塔の周りを静かに4つの小さな仏塔が囲んでおり、チャオプラヤ川を静かに見つめています。
2013年から4年間かけて修復工事が行われたため、現在見られるのは昔の姿ではありません。

一部では白すぎると言われていますが、空の雲と同化してしまうような透き通るほどの白さも趣深さがあります。

バンコク訪問時はドレスコードを意識しなければいけない

バンコクを訪れる時は気候に合わせた服装ももちろん大切ですが、ドレスコードを意識しなければなりません。
仏教寺院は服装に厳しいところが多く、露出が多いと入場を制限されます。

男性は長ズボン、女性も下半身全体が隠れるスカートやズボンを穿きます。
上半身は過度に着込む必要はありませんが、肩が露出しないように注意します。

靴は何を履いていても問題ないのが一般的で、特に雨季は靴が濡れて台無しになるのでビーチサンダルのようなラフな履物が良いです。

寺院巡りで日中を使ったら、夜は景色を眺めながらバーに入ってみましょう。
タイは日本の建築基準法よりも緩いので、日本では絶対に実現しないようなルーフトップバーがたくさんあります。

夜景の美しいバンコクとルーフトップバーの相性は抜群です。
5ツ星ホテルの「ルブア」が運営するルーフトップバーは世界一高い場所にあると人気で、地上247mから市内を見下ろしつつお酒を楽しみます。

チャオプラヤ川も含まれるので、水面にぼんやり映るワット・アルンも見られます。

その他バンコクでの注意点について

基本的にバンコクでは夜に広範囲を移動しないようにします。
夜は道がはっきり確認できないので、タクシーの運転手がわざと遠回りをして料金を多く請求するという犯罪が多いです。

現地の道路事情を知らない外国人観光客はターゲットにされます。

タクシーのぼったくりを避けるために夜道を徒歩で移動するのはさらに危険なので、観光が終わったら宿泊するホテルのバーでゆっくりとした時間を過ごしましょう。

また日本人は盗難と詐欺の被害に遭いやすいといわれます。

バッグなどは体で抱え込むようにして持てばスリを予防でき、旅行気分で浮かれすぎなければ甘い言葉に引っかかることもなく詐欺の被害者になることも免れます。